2006-11-08 第165回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第1号
今、通商産業省の、経済産業省の出した資料の一ページ③、東アジア域内の工程間分業の進展、資本財、消費財の貿易額の推移が出ています。今までも資本財の輸出が消費財、大型家電製品を含めても、自動車を入れても資本財の比率が多かったんですよね。今でもそうだと思います。これは日本が世界の工業の中心にいるということですよね。だから、日本の工業が駄目になると世界の工業は駄目になるという相関関係にあると思うんですよ。
今、通商産業省の、経済産業省の出した資料の一ページ③、東アジア域内の工程間分業の進展、資本財、消費財の貿易額の推移が出ています。今までも資本財の輸出が消費財、大型家電製品を含めても、自動車を入れても資本財の比率が多かったんですよね。今でもそうだと思います。これは日本が世界の工業の中心にいるということですよね。だから、日本の工業が駄目になると世界の工業は駄目になるという相関関係にあると思うんですよ。
東アジア域内の工程間分業の進展の状況でございます。ここに示されているとおり、現に日本で生産した付加価値の高い中間財、例えば自動車部品や電子部品であります。これらを中国やASEANに輸出し、そしてその中間財を組み立てて最終財、それは先ほど申し上げたとおり自動車や家電製品などでありますけれども、これを生産して欧米に輸出するという三角貿易構造が我が国製造業の収益を支えております。
また、日本とASEAN全体との、ASEAN各国との経済関係が、先ほども御答弁ございましたけれども、非常に緊密化している、いわゆる工程間分業等も進んでいるという現実がございますので、そうした観点から、この日本と今後交渉していく諸国との経済関係への法的枠組みの基礎を成す、そういったことにマレーシアとの協定の妥結ということは大きな意義を持っていると、かように考えている次第でございます。
一つはいわゆる工程間分業ということで、このスマイルカーブに沿って、例えば一台のコンピューターの生産過程を念頭に置けば、川上の研究開発の付加価値は非常に高くて、真ん中の組立て、これは労働集約型なんですが、非常に付加価値は低い。川下に行くと、ブランド又はマーケティング、アフターサービスになるとまた付加価値は上がっていきます。これはVという形になるんですが、まあ世の中はスマイルカーブと呼んでいます。
そうなりますと、より一層工程間分業というのが進んでまいりますので、物流がかぎになってくると思っております。そういう意味で、是非、これについては日本の産業競争力の観点からも日本の郵政公社、頑張っていただきたいと思います。
特に、東アジアみたいな機械産業での工程間分業みたいなものは事実上ほとんどないと言っていい状態ですね。そこに加えて、かなり複雑な原産地規則を作って、保護したい品目としたくない品目の間で原産地規則の厳しさをいろいろ変えたり、制度も複雑にしたりということをかなり意図的にやっています。 メキシコのFTAに関してはそういうスタディーもあるんですが、非常に難しいことをやっていると。
垂直的産業内分業とは、同一の生産工程上で加工段階の異なる製品を相互に輸出する、いわゆる工程間分業であります。例えば、我が国国内においては技術集約的な生産工程を、アジア諸国においては労働集約的な組み立て、検査工程等を行って一つの製品をつくり上げる。
大体十年ほど前は工程間分業、すなわち部品とか半製品の貿易により多段階にわたる生産工程の一定部分を他国と分業して完成品をつくるという、そういうものがこれからふえていくのじゃないかということでしたけれども、私はこの直接投資を通じてこの工程間分業が非常にうまくいくような気がするんですが、そういう点は、分業という面から見たらこの直接投資はどういうようなものなのでしょうか。
ただ、先生おっしゃいましたように特に製造業の工程間分業ということで、中小企業の存在というのがまた繊維産業には特徴づけられるわけでございます。
では、どんなことかと申し上げれば、同一の生産工程上で加工段階の異なる製品を相互に輸出するいわゆる工程間分業、垂直的産業内分業とも言われておりますが、この工程間分業を進めること。また、同じ製品分野に属しますが、デザインや品質、価格等の異なる製品を相互に輸出する製品差別化分業を進めていくこと、これは水平的産業内分業とも言われておりますが、こういうことを進めることではないか。